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Issues White Paper 2026

BIM Clash Report 2026

HOOK の BIM 調整で最も多く見つかる干渉は何か。どう起き、なぜ起き、どう解決したのか。4 件のプロジェクトでタグ付けした 642 件の課題をもとにまとめました。

最も多かった干渉の種類は「高さの誤り」で、タグ付けした干渉の 4 件に 1 件でした。

  • 梁
  • 配管
  • 干渉箇所
  • 修正後の位置

最も干渉が多かった組み合わせ:梁 × 配管

  • 1,559

    件の課題を確認

    うち 642 件に種類・原因・解決方法をタグ付け

  • 4

    件のプロジェクト

    分譲マンション、工場棟

  • 26.3%

    最も多い干渉の種類:高さの誤り

  • 62.1%

    最も多い原因:調整不足

このページの割合は、タグ付けした 642 件の課題に対するものです。

01

何がぶつかるのか

干渉の多い要素の組み合わせ

最も多かったのは 梁 × 配管 で 61 件、タグ付けした課題全体の 9.5% でした。

組み合わせを選ぶと 3D で表示します。干渉と解決後を切り替えて比べられます。

  • 梁
  • 配管
  • 干渉箇所
  • 修正後の位置

梁 × 配管 の干渉の種類

  1. 01重なり52.5%2 つの要素が長さ方向で部分的に重なっている状態。32 件
  2. 02配置の競合42.6%他分野が必要とする場所に要素が配置されている状態。26 件
  3. 03ハードクラッシュ41%2 つの要素が同じ空間を占めている状態。配管が梁を突き抜けている場合など。25 件

この組み合わせの干渉 61 件に対する割合です。1 件の干渉に複数の種類が付くことがあります。

02

どうぶつかるのか

干渉の種類

最も多かったのは「高さの誤り」で 26.3% でした。干渉の種類は、2 つの要素が互いにどうぶつかっているかを表します。配管が梁を貫通している状態などです。

干渉の種類

  1. 01高さの誤り26.3%周囲の階や要素に対して高さが合っていない状態。169 件
  2. 02配置の競合24.6%他分野が必要とする場所に要素が配置されている状態。158 件
  3. 03露出23.8%隠れているべき要素が天井下や仕上げの外に見えてしまう状態。153 件
  4. 04重なり19.8%2 つの要素が長さ方向で部分的に重なっている状態。127 件
  5. 05位置ずれ17.9%分野間でそろうべき要素同士がずれている状態。115 件
  6. 06ハードクラッシュ13.6%2 つの要素が同じ空間を占めている状態。配管が梁を突き抜けている場合など。87 件
  7. 07離隔不足6.2%点検・保守や断熱に必要な離隔が確保されていない状態。40 件
  8. 08突出6.2%本来収まるべき壁・スラブ・仕上げから要素が突き出ている状態。40 件

干渉に含まれる要素

タグ付けした干渉に各要素が含まれた件数です(どちら側かは問いません)。

  1. 01梁28%180 件
  2. 02配管26.6%171 件
  3. 03壁21%135 件
  4. 04スラブ16.2%104 件
  5. 05天井15.9%102 件
  6. 06機器15.6%100 件
  7. 07雨水管(RL)12.5%80 件
  8. 08仕上げ層11.7%75 件
03

なぜ起きるのか

干渉の原因

原因とは、その干渉がそもそもモデルに入り込んだ理由です。業務プロセスのどこを見直すべきかを示します。

62.1%

タグ付けした干渉のうち、この割合が「調整不足」に起因していました。

原因

  1. 01調整不足62.1%各分野が同じエリアを、配置の取り決めなしにモデル化していた。399 件
  2. 02モデルの未リンク・旧版23.7%他分野のモデルをリンクしていない、または古い版を参照して作業していた。152 件
  3. 03設計変更の未反映18.1%設計は変更されたが、モデルに反映されていなかった。116 件
  4. 04前提条件の食い違い12%設計の未確定部分を、2 つのチームが異なる前提で補っていた。77 件
  5. 05設計情報の遅れ4.5%そのエリアのモデル作成後に設計情報が届いた。29 件
  6. 06他分野モデルの参照誤り3.6%誤った分野のモデルや図面を参照していた。23 件
04

どう解決したのか

解決方法

最も多かった解決方法は「設備(MEP)がルートを変更」で、タグ付けした課題の 33.6% に適用しました。

解決方法の種類

  1. 01設備(MEP)がルートを変更33.6%216 件
  2. 02構造(ST)が構造を確認32.7%210 件
  3. 03意匠(AR)がモデルを修正30.4%195 件
  4. 04レイアウト修正21%135 件
  5. 05ルート変更(ダクト・配管・ラック)9.5%61 件
  6. 06高さ変更8.1%52 件
  7. 07サイズ変更7%45 件
  8. 08要素の移動4.8%31 件

原因から解決まで

よく見られた原因と解決方法の組み合わせです。

  1. 01調整不足 解決方法 設備(MEP)がルートを変更24.6%158 件
  2. 02調整不足 解決方法 意匠(AR)がモデルを修正21.7%139 件
  3. 03調整不足 解決方法 構造(ST)が構造を確認14.2%91 件
  4. 04調整不足 解決方法 レイアウト修正13.7%88 件
  5. 05前提条件の食い違い 解決方法 構造(ST)が構造を確認7.3%47 件
  6. 06設計変更の未反映 解決方法 意匠(AR)がモデルを修正7.2%46 件
  7. 07モデルの未リンク・旧版 解決方法 設備(MEP)がルートを変更7.2%46 件
  8. 08設計変更の未反映 解決方法 構造(ST)が構造を確認7%45 件

関係する分野

タグ付けした干渉に最も多く関わった分野は「意匠」でした。

分野タグ

  1. 01意匠63.9%410 件
  2. 02構造49.4%317 件
  3. 03衛生設備30.8%198 件
  4. 04インテリア26.3%169 件
  5. 05機械設備17.1%110 件
  6. 06ランドスケープ10.1%65 件
  7. 07消防設備6.1%39 件
  8. 08給排水設備3.9%25 件

全 1,559 件の課題に付いた分野フラグ

タグの有無にかかわらず全課題に設定されるため、より大きな母数で集計しています。

意匠 (AR)
683
構造 (ST)
590
機械設備 (ME)
501
ランドスケープ (LA)
242
インテリア (ID)
72
衛生設備 (SN)
50
空調設備 (AC)
43
消防設備 (FP)
28
電気設備 (EE)
26
ファサード (FC)
3
土木 (CV)
1

このレポートの作成方法

データ元

HOOK の BIM 調整課題ログ(hook-tracker)

課題の記録期間

2026年1月22日〜2026年10月19日

データ基準日

2026年10月20日

プロジェクト

4 件(分譲マンション、工場棟)

サンプル数

記録された課題 1,559 件、うちタグ付け 642 件(41.2%)

基準日時点のステータス

完了 969 · 未対応 590

優先度

軽微 1,257 · 重要 279 · 法規 23

このページの割合はすべて、タグ付けした課題に対するものです。タグは調整チームが手作業で付けているため、プロジェクトによって付与率が異なります。

1 件の課題に複数のタグ(たとえば 2 つの要素と 2 つの干渉の種類)が付くことがあるため、1 つのリスト内の割合の合計が 100% を超えることがあります。

プロジェクト名、図面、課題の内容は公開していません。公開するのは件数のみで、プロジェクト種別ごとにまとめています。

数値は 2026年10月20日 時点のスナップショットで、公開後は変更しません。

干渉は現場に出る前に見つける

HOOK はタイの施工会社・発注者向けに、モデルチェックから干渉解決の調整会議まで BIM 調整業務を提供しています。